エリック・サティとその時代展

滑り込んで来ました。詳しくないので考察や解説ではなく日記です。


私はただジムノペディがひたすら好きなだけで、詳しくないながらもサティちょっと変な人だなという印象でしたが思ったより変な人でした。
この展覧会では技術や業績について掘り下げるというよりは人間やその関係にクローズアップされていてサティ(愉快)と愉快な仲間たちと言った感じで、解説文を読みながら笑ってしまうことも多かったです。というより展覧会でこんなに笑うこともないくらいは笑どころがありました。やってること全部遊びみたいで楽しい人でした。類が友を呼んでいるのか天才とはそういうものなのかピカソマン・レイもなにやってんだこいつらみたいな作品が展示され、一緒に話をしているところを一度でも見たかったなと思いました。
好きだったのは視覚的に楽しい楽譜をしていた《スポーツと気晴らし》、サティ自身が唯一好きだった女性を(なんとも言えない感じに)描いた《シュザンヌ・ヴァラドン》、マン・レイがその日初めて会ったサティと思い立ってアイロンと画鋲で作品を作ったものの1日で紛失し、その後レプリカを作りまくった《贈り物》でした。